『すごい英語音読』の効果的な使い方!こんな人に手に取ってほしい

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こんにちは、Eたろうです。

この記事で紹介する教材は『すごい英語音読』です。

英語学習の基本である音読。
本書は、そのエッセンスを詰め込んだ1冊です。

このブログで紹介する教材は、私が自分の担当する受講生さんに実際に使っていただいているものばかりです。

実際に使ってわかった「教材の特徴」や「こんな人に向いている」というリアルな情報をお伝えします。

この記事を読むことで、教材の概要や使い方を理解し、正しく最短な方法で学習を進めていくことができるようになるでしょう。

目次

『すごい英語音読』基本情報

タイトルすごい英語音読
出版社SBクリエイティブ
著者牧野智一
発行日2022年11月10日
総ページ数173
学習科目メインは、スピーキング&発音
難易度初級者
音声取得方法音声ダウンロードorCD

『すごい英語音読』の構成

『すごい英語音読』の構成

本書はINTRODUCTIONと、3パターンの音読パートで構成されています。

INTRODUCTIONにおいては、音読の効果ややり方から、発音・イントネーションの基礎知識まで、丁寧に解説されています。

音読トレーニングに入る前に、きちんと読み込むことをオススメします。

音読トレーニングのパートは以下のとおりです。
(各パートが10日ずつで完了するように構成されています。 )

PART1
パーシャル音読
(1〜10日目)

発音、アクセント、イントネーション、それぞれについて会話文形式の例文を使って音読練習。

Part2
パターン音読
(11〜20日目)

頻出フレーズを用いた音読練習。頻出フレーズを丸ごと覚えることによって、英会話力のアップを狙っている。

頻出フレーズ例) Can you get some food? / Would you mind turning on the air conditioner? / What do you want to have?

Part3
ストーリー音読
(21〜30日目)

パターン音読を組み合わせて、一つのストーリーになっている。 自己紹介や海外旅行などの頻出シチュエーションにおける、英会話の型を学ぶ。

Eたろう

「1日あたり10分」という設定のとおり、1日あたりの文章量は少なめです。

音読のメリットと練習ステップ

本書で紹介されている音読のメリットは以下の3つです。

音読のメリット

メリット1:スピーキング力だけでなく、リスニング力も同時にアップする。

メリット2:発音、アクセント、イントネーションを同時に磨くことができる。

メリット3:英語を話すことへの心理的なハードルが一気に下がる。

Eたろう

「自分が発音できる単語やフレーズ=聞き取ることができる」ですので、リスニング力アップにもつながるのです!

本書では、練習ステップとして、以下の8つが紹介されています。

『すごい英語音読』での練習ステップ

ステップ1: まずは英文に軽く目を通す。

ステップ2: 日本語訳を読む。

ステップ3: わからない単語があれば辞書で引く。

ステップ4: 音声を何度も聞く。

ステップ5: 発音、アクセント、イントネーションに意識を向けながら音声と一緒に音読する。(シンクロリーディング)

ステップ6: 発音、アクセント、イントネーションが身体に染み込んできたと思えたら、音声なしで音読する。

ステップ7: 音読するスピードを上げる。 ステップ8: 状況をイメージしながら、” 感情を込めて” 音読する。

Eたろう

レベル的には初心者を想定したステップです。 ある程度の聞き取り能力のある方であれば、最初に音声を聞いて、内容を理解できるか挑戦してみましょう。

『すごい英語音読』の特徴

すごい英語音読の特徴

本書の特徴は、なんと言っても「音読」をテーマにしているところ。

そして、音読で学んだ内容を会話に活かすことを目的にしている点です。

それぞれ、具体的に見ていきましょう!

音読の大切さを知ることができる。

本書のテーマである「音読」 は英語学習の基本であり、王道です。

声に出して読むことは、”黙読”とは大きな差になります。

黙読では意識の向かない、発音、アクセント、イントネーションに意識を向けることができるので、会話力アップにつながります。

また、自分が発した声は、自分の耳へ帰ってきます。
この相互作用によって、リスニング力がアップするとともに、受動的な知識が能動的なものに変化し、会話にまで活かすことができるのです。

単調な作業にも感じるため、続けることができない人も多いのですが、音読の効果は絶大です。

この本をきっかけに、毎日の習慣にしていきましょう。

「話せる」ことを狙いにしている。

Part2では頻出のフレーズを使って、Part3では実際のシチュエーションを想定して、具体的な会話の練習ができます。

「英語スクリプト+日本語スクリプト+音声」があれば、どんな教材でも音読は実施可能です。
しかし、どうせなら会話に活かせる内容を音読して、スピーキング力アップを狙いたいですよね。

世の中にはさまざまな「英語頻出フレーズ集」的なものが出回っていますが、音読をテーマにしているものは多くありません。

一石二鳥で、会話で使えるフレーズを学ぶことができるのは、本書のメリットと言えるでしょう。

ただ、30日間毎日10分やって「ネイティブとスラスラ話せる」かと言うと・・・それは厳しいです。
あくまで、会話力のベースを作ることが本書の役割だと感じます。

1日あたりの分量が少なく、初心者でも気軽に取り組むことができる。

本書は全部で30日分のコマで構成されています。

著書の牧野さんは、1日あたり10分程度の学習を想定しており、各ぺージあたりの分量は少なめです。

とくに英語学習初心者の方にとって、最大の敵は「やらなくなること」です。

10分だろうが、毎日やることが一番大切なのです。
その意味では、取り掛かりのハードルが低いことは本書の利点と言えるでしょう。

『すごい英語音読』の効果的な使い方

基本的には、本書で紹介されているステップに則って行うのが良いでしょう。

ある程度の英語学習経験がある方向けに、一つ付け加えるとすると、最初は音だけの聞き取りに挑戦してみるのがオススメです。

Eたろう

本書の音声は、ゆっくり目なので、初心者の方でも文法や発音の基礎がわかっていれば聞き取ることができるはずです。

本書で紹介されているステップ1〜3は、内容理解を目的としています。

この内容理解部分を、音声のみで挑戦してみることで、リスニング力アップを狙えます。

また、うまく聞き取れていない箇所は発音をするのも難しいはずです。
きちんと印をつけておいて、音読練習をするときには、とくに意識して取り組んでみましょう。

音読のやり方については、私も「リッスン&リピート音読」というテーマで記事を書いています。
ぜひ参考にしてみてください。

『すごい英語音読』はこんな方にオススメ!

オススメ

本書を学ぶのにオススメな方はズバリ、基本文法や発音を学んだあとの初級者です。

本書の良いところは、会話で使えるフレーズで練習できる点。
このフレーズを丸暗記するだけでも、付け焼き刃的に会話力をアップさせることは可能だと思います。

ただ、そのような覚え方で習得したフレーズは応用が効きません。
すぐに忘れてしまって、あなたの本当の力にはならないでしょう。

英語学習は、基本文法の理解から始めることをオススメします。

基本的な知識があれば、本書のフレーズも頭に残りやすくなります。

中学文法の復習が必要な方は、まず『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版』あたりから学習を開始して、本書に戻ってくるのが良いでしょう。

『中学英語を〜』の方も、会話力向上を一つの狙いにしているので、本書との親和性は◎です。

また、発音についても発音に特化した教材を1冊だけでも読んだうえで本書に取り組むのがベターです。

私のオススメは『Atsueigo 発音マスタークラス』という動画講座です。

書籍であれば、以下あたりを購入しておけば間違いないでしょう。

著:重森ちぐさ
¥1,584 (2024/09/17 05:37時点 | Amazon調べ)
Eたろう

まとめると、基本文法・発音を理解した方が最初の「フレーズ用教材」として手に取るのに向いていると思います。

実際に使った受講生さんの声

音読でリスニング力までアップするのは知りませんでした!

この本で覚えたフレーズは頻出のものばかりなので、実際の会話でもよく使います。

1日あたりの分量が少ないので、挫折しないで続けることができました。

最初、1日10分で初めてみましたが、最近は30分できるようになって、毎日の習慣になりました。

まとめ『すごい英語音読』

今回は、『すごい英語音読』について紹介しました。

  • 音読によって、スピーキングはもちろん、リスニング力を鍛えることもできる。
  • 音読によって、発音、アクセント、イントネーションを同時に磨くことができる。
  • 頻出フレーズやシチュエーションを使って練習することができる。
  • 1日あたり10分を想定した分量で、取り掛かりのハードルが低い。
  • 基本文法や発音を理解したうえで取り組むのがベター。

音読は英語学習における王道です。

本書をきっかけに音読の進め方を理解して、さらなるステップアップにつなげていきましょう!

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