こんにちはEたろうです。
この記事で紹介する教材は『究極の英語リスニング』です。
『究極の英語リスニング』は、Vol.1〜4という4つのレベルが出版されています。
※ビジネス版もありますが、この記事では通常版をメインに解説します。
各Volの違いは「単語の難しさ」と「読み上げ速度が速い音声の割合」です。
Vol.1〜4へと進むにつれて、使われる単語の幅が広がり、読み上げ速度が速い音声の割合が増えます。
自分にあったレベルのVolを選ぶことで、初心者から上級者まで、あらゆる方に合わせることができる万能な教材と言えます。
レベルに合わせたVolの選び方もあわせて解説をいたします!
このブログで紹介する教材は、私が自分の担当する受講生に実際に使っていただいているものばかりです。
実際に使ってわかった「教材の特徴」や「こんな人に向いている」というリアルな情報をお伝えします。
この記事を読むことで、教材の概要や使い方を理解し、正しく最短な方法で学習を進めていくことができるようになるでしょう。
↓改訂版が出ました!↓
『究極の英語リスニング』基本情報
出版社 | 株式会社アルク |
学習科目 | リスニング |
難易度 | 初級者〜上級者 |
音声取得方法 | CD/音声ダウンロード/アプリ「booco」 ※boocoはアルクが出して専門の音声再生アプリ |
音声の数 | Vol.1「50」、Vol.2,3「45」、Vol.4「40」 |
各音声の長さ | 1分前後〜2分台が中心。 数はごくわずかだが、3分以上の音声も一部あり。 |
音声のタイプ | ナレーター※ |
教材の構成
※各Volごとの構成は同じ。
究極の英語リスニング Vol.1|株式会社アルク
- テーマ別にCHAPTER1〜4で構成。
- 各CHAPTERに10〜15個程度の音声が収録されている。
- 各音声の速度は★の数(1〜3)で表示
(同じ★でも、微妙に速度に差があって、難易度が違ったりもする)
Vol.1の場合 | 音声の数 |
---|---|
CHAPTER1「日常的なやりとりを聞いてみよう!」 | 15 |
CHAPTER2「リスニング力は旅先で役立つ!」 | 13 |
CHAPTER3「お仕事の現場から」 | 11 |
CHAPTER4「長文の聞き取りには集中力が不可欠!」 | 11 |
①冒頭にイラスト(どんなストーリーなのか、情景をイメージしてみる。)
②重要語彙を箇条書きで紹介
③和訳スクリプト
④英語スクリプト
※MODE1〜4の順番に聞き取りに挑戦することが推奨されている。
- MODE1:ヒントなしでチャレンジ!
- MODE2:語彙を確かめてチャレンジ!
- MODE3:和訳を読んでチャレンジ!
MODEの順に進めてもいいけれど、私のおすすめは「シャドーイングの手順」に従って進めていくこと!
教材の特徴
バリエーション豊かなストーリー
日常的なテーマから、ビジネスや歴史まで、幅広いテーマを扱っています。
少し笑ってしまうようなオチもついていて、飽きずに学習を続けることができるでしょう。
各章のテーマを見て、好きなテーマから取り組むのもありです。
英語学習を継続させるコツの一つが「どれだけそのテーマに興味を持てるか」です。
同じVol内であれば、それぞれの章における難易度の差はほとんどありませんので、気になるテーマから優先して学習するのもオススメです。
好みじゃない音声には無理して取り組む必要はないので、すっ飛ばすのもありです!
私が担当した受講生様の中には「(登場人物の)父親の態度が気に食わないから」という理由で音声を飛ばした方もいらっしゃいました!
各Volごと、各音声の速度ごと、それぞれで難易度の調整が可能
究極の英語リスニングの一番良いところが、初心者から上級者まで難易度の調整がしやすいことです。
Vol.1〜4と、本体を購入するときに自分に合った難易度のものを選ぶことができるのに加えて、同じVol内でも違う速度の音声を選択できます。
このシリーズだけで、ほぼすべての英語学習者のレベルを網羅することができると言ってもよいくらい汎用性が広いです。
Vol別に難易度が違う | 各音声ごとに速度が違う |
---|---|
「単語の難しさ」と「読み上げ速度が速い音声の割合」を考慮して自分に合ったVolを選べる。 | ※速度は★1〜3で表示 | 同じVolの中でも、自分のレベルに合った速度の音声を選んで練習できる。
さらに、アルクの「booco」というアプリを使うことで、速度を0.5倍〜2.0倍に調整可能なので、★1の音声を高速で練習したり、★3の音声を低速で練習したりもできます。
自分に適したVol.1〜4の選び方
『究極の英語リスニング』は、初級者〜上級者まで、あらゆる方にオススメできる教材です。
だからこそ、
『究極の英語リスニング』でシャドーイングをやりたいけれど、自分にはどのVolがあっているんだろう?
という疑問を持っている方も多いでしょう。
以下は、私が受講生さまに適したVolを選ぶときの判断基準ですので、ぜひ参考になさってください。
Vol.番号 | 適したレベル |
---|---|
Vol.1 | 初級〜中級者全般 |
Vol.2 | 中級以上でシャドーイングをやったことがない方 |
Vol.3 | Vol.1のシャドーイングがきちんとできるようになった初級者〜中級者 |
Vol.4 | 上級者だが、シャドーイングはやったことがなく、ナレーター英語で感覚をつかみたい方 |
自分が初級者か中級者かわからない場合は、「初級者」だと考えて選択することをオススメします。
同様に、上級者か中級者かわからないなら「中級者」だと思って選択しましょう。
私の経験上、英語学習者の約8割は、Vol.1が合います。
シャドーイング用テキストの選び方は「自分のレベルよりも簡単なもの」だからです。
1冊目にVol.1を行い、次の1冊を選ぶときには、Vol.1に相当苦戦した場合を除いて、Vol.3に移って良いと感じます。
以下のような、会話をすることがようあります。
無事、Vol.1の学習が終わりました!
もう少し究極の英語リスニングシリーズで学習したいのですが、
次のオススメはありますか?
Vol1とVol.2にはそんなに差がないので、Vol.3に行ってみましょうか!
『究極の英語リスニング』と『究極のビジネス英語リスニング』の違い
同系列のと『究極のビジネス英語リスニング』との違いが気になる方もいると思います。
違いは以下のとおり
まず、語彙数が違います。
例)『究極の英語リスニング』のVol.1は1000語で構成だが、『究極のビジネス英語リスニング』のVol.1は3000語で構成。
また、『究極のビジネス英語リスニング』には、ビジネスの場でよく登場する単語や表現が多く登場します。
『究極の英語リスニング』においては、各音声ごとにストーリーのつながりはありません。
一方、『究極のビジネス英語リスニング』においては、「ある中小企業の海外への挑戦」といったテーマで、一貫したストーリーが展開されています。
『究極の英語リスニング』と『究極のビジネス英語リスニング』におけるレベル差の相関関係について
私が思うレベルの相関は以下のとおりです。
- 『究極の英語リスニングVol.1&2』より簡単な『究極のビジネス英語リスニング』のVolはなし。
- 『究極の英語リスニングVol.3』=『究極のビジネス英語リスニングVol.1』
- 『究極の英語リスニングVol.4』=『究極のビジネス英語リスニングVol.2』
- 『究極のビジネス英語リスニングVol.3』に匹敵する『究極の英語リスニング』のVolはなし。
ビジネスの語彙を一緒に学びたい方であれば、『究極のビジネス英語リスニング』を選択するのもありですが、難易度は高めになります。
オススメの使い方
究極の英語リスニングの学習方法のオススメはシャドーイングです。
この本独自の学習方法(MODE1〜3)も乗っていますが、私が紹介している「シャドーイングのやり方」に沿って進めるのが、最も効果的です。
自分のレベルに合わせて、★1は飛ばして★2以降のみ行うなど、調整するのも良いと思います。
実際は、アプリ(booco)を使って、速度調整すれば、★1の音声も速い速度で練習できます。
まとめ『究極の英語リスニング』
今回は、『究極の英語リスニング』について紹介しました。
- 『究極の英語リスニング』は初級者から上級者まで使える万能のリスニング教材。
- バリエーション豊かなストーリーが面白い。
- Vol別、速度別に難易度調整が可能。
- ビジネス英語学習者は、『究極のビジネス英語リスニング』も選択肢に入れて考える。
- オススメの学習方法はシャドーイング。
『究極の英語リスニング』は各Volや速度に多くのバリエーションがあり、初級者から上級者まで取り組みやすい教材です。
「シャドーイングを始めてみたいけれど、どんな教材から始めればいいのかわからない・・・」という悩みをお持ちの、多くの方にオススメできるシリーズですので、まずはboocoで音声だけでも聞いてみてはいかがでしょうか?
本記事に沿って、自分に合ったVolを選んで、正しい順序でシャドーイングに挑戦してみましょう!