『CNNニュース・リスニング』の特徴とオススメの使い方!TOEIC対策にも!

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こんにちは、Eたろうです。

この記事で紹介する教材は『CNNニュース・リスニング』です。

最新のニュースを使ってリスニング練習ができるので、”本物の英語”を使った学習をしたい方にピッタリの教材です。
アクセントは、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語それぞれで収録されています。
また、3種類の音声やスラッシュ入りのスクリプトなど、英語学習者のために工夫された構成が、私の担当する受講生さんにも好評です。

このブログで紹介する教材は、私が自分の担当する受講生に実際に使っていただいているものばかりです。 実際に使ってわかった「教材の特徴」や「こんな人に向いている」というリアルな情報をお伝えします。

この記事を読むことで、教材の概要や使い方を理解し、正しく最短な方法で学習を進めていくことができるようになるでしょう。

朝日出版社
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目次

CNNニュース・リスニング』基本情報

タイトルCNNニュース・リスニング
出版社株式会社 朝日出版社
発行日毎年、4月に「春夏」号、10月に「秋冬」号が発行される
総ページ数96ページ
学習科目リスニング
難易度(初)中級者〜上級者
音声取得方法音声ダウンロードor専用アプリ「リスニング・トレーナー」
音声の数20(アメリカ英語10、イギリス英語5、オーストラリア英語5)
各音声の長さ 30秒程度
音声のタイプ3種類(ナチュラル音声/ゆっくり音声(ポーズ入り&ポーズなし))※
※ナチュラル音声は実際のニュース音源、ゆっくり音声は、ナレーターがきれいに録音したもの。
サイト・トランスレーション(後述)の練習用に、ゆっくり音声(ポーズ入り)が収録されている。
紙の書籍を購入した方は、PDFの電子書籍をダウンロード可能

『CNNニュース・リスニング』の構成

CNNニュース・リスニング音声の構成

音声はすべてで20個、かつそれぞれの音声の長さは30秒程度と非常に短いので、サクサク進めることができます。

News01〜10がアメリカ(カナダ)アクセント、News11〜15がイギリス(南アフリカ)アクセント、News16〜20がオーストラリアアクセントです。

各音声見開き2ページずつ(以下①と②)で以下のような構成です。

①右ページ:英語スクリプト
 左ページ:日本語訳
 (各ページ下部に「リスニングのポイント」や「重要語彙」について記載)

②右ページ:英語スクリプト(意味の切れ目でスラッシュ入り)
 左ページ:日本語訳(スラッシュまでの訳)
 (各ページ下部に「語注」や「ワンポイント解説」あり)

ニュースの例

2024春夏版の場合、以下のようなニュースが収録されていました。

CNNニュース・リスニング2024春夏の目次
CNNニュース・リスニング2024春夏|株式会社 朝日出版社
Eたろう

最新のテクノロジーの話から、エンタメチックな話、そして大谷翔平選手の話題まで、英語の学習関係なく読んでみたいなるようなトピックですよね!

『CNNニュース・リスニング』の特徴

『CNNニュース・リスニング』の特徴をご紹介します。

CNNニュース・リスニングの特徴

ビジネスに活かせる表現を学べる

ニュースでリスニング練習しても、ビジネスの現場では活かせないのでは?

というご意見を聞くことがあります。

そんなことはありません。

ニュースに使われている英語は、ビジネスパーソンが仕事で使うのに活かせる表現の宝庫です。

例えば2023年春夏号のNews01に使用されている以下の表現。

They looked at a data on more than 30,000 women, and they found〜
: 彼らは30,000人以上の女性のデータを調べて〜のような結論に至った。

このまま主語をIに変えるだけで、会議で使える表現になりそうですよね。

「ニュース英語=ビジネスでは使えない」ということはなく、逆に使える表現だらけですので、ご安心ください。

最新のボキャブラリーを学べる

本書は年2冊、最新のニュースを収録した「春夏」or「秋冬」号が発行されます。

その年話題になったニュースからの抜粋ですので、ニュースの内容も面白く、同時に最新のボキャブラリーを学ぶこともできます。

重要な語彙は、ページ下部にまとめてくれているので、初めて見た語彙に印をつけながら、進めていくのがオススメです。

3種類のアクセントで学べる

アメリカ、イギリス、オーストラリアのイメージ

一口に英語と言っても、話される地域によってアクセントは様々です。リスニングのトレーニングをする際には、多くのアクセントに触れて、聞き取れる音の幅を広げてあげることが大切です。

scheduleという単語を聞いたときに、「スケジュール」という発音のみ聞き取れる人と、「スケジュール」と「シェジュール」両方聞き取れる人では、後者の方がリスニング力は高いと言えますよね。

スケジュール【skédʒuːl】=アメリカ英語
シェジュール【ʃédjuːl】=イギリス英語

Eたろう

資格試験突破においても、多様なアクセントへの対応が求められており、TOEICのリスニングにおいても、5カ国(アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド)が採用されています。

アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、それぞれの音声が収録されている本書で、多くのアクセントに触れてみましょう。

ちなみにアメリカ英語だからアメリカのニュースかというと、そういうわけではありません。
ニュースの発信地は、フランス、台湾、日本、韓国など多岐にわたります。

3種類の音声

アクセントのみならず、音声データも各ニュースにつき3種類が用意されています。

CNNニュース・リスニングに収録されている3種類の音声

①ナチュラル音声:CNNの放送そのもの
②ゆっくり音声(ポーズ入り):ナレーターがゆっくり読み直したもの
③ゆっくり音声(ポーズなし)という:②の意味の切れ目で無音区間が入ったもの

上級者はナチュラル音声を使って練習をする、初級者はゆっくり音声で練習をする、など学習者の英語レベルによって音声を切り替えながら練習することができます。

音声については、「リスニング・トレーナー」という専用アプリを使って、手軽にスマホで再生ができます!

Eたろう

私が受講生さんを指導するときには、ポーズ入り音声を使ってのリピーティングをよくやってもらいます!

サイトトランスレーション用のスクリプト

本書の大きな特徴が「サイトトランスレーション用のスクリプト」の存在です。

サイトトランスレーション:英文を意味のカタマリごとにスラッシュで区切り、前から意味を取っていくトレーニング方法。

英語の語順と日本語の語順は異なります。
英語の語順通りに意味を取っていくスキルが重要であり、サイトトランスレーションはそれを養うことができるトレーニングです。

私が担当する受講生さんにも、「スラッシュを入れて、前から意味を取っていく練習をやってみましょう。」とよくお願いしていますが、通常の教材だと自分でスラッシュを入れて練習をする必要があります。

一方『CNNニュース・リスニング』の場合はデフォルトでスラッシュ入りのスクリプトが用意されています。これはとてもありがたいことです。

このスクリプトと、「ゆっくり音声(ポーズ入り)」の音声を組み合わせることで、超効果的に語順通りに意味を取っていくトレーニングができます。

反訳(日本語→英語)

「サイトトランスレーション用のスクリプト」は、スピーキングのトレーニングにも使えます。
意味の切れ目までの日本語訳を見て、それを英語に訳してみましょう。
本書でも「反訳」として紹介されています。

サクサク進めることができる

本書を初めて手に取ったときの感想は「薄っぺら!」でした。

1つの音声は30秒ほどと、サクサク進めることができるのが『CNNニュース・リスニング』の大きな魅力です。

リスニング練習用の音声は長すぎるとそれだけでやる気が削がれます。
このくらいの短さでどんどん先に進むことのできる本書は、適度な達成感を常に与えてくれるので、挫折率が非常に低い印象です。

Eたろう

ちなみに本書購入者は本と同じ内容をPDFでダウンロード可能です!私はそれをiPadに入れて、書き込みながら使っています。

『CNNニュース・リスニング』の効果的な使い方

『CNNニュース・リスニング』には、「3つの効果的な学習方法」として以下のとおり紹介されています。

①サイトトランスレーション
②区切り聞き
③シャドーイング

これを組み入れながら、私は以下の順番を推奨します。

1.私が紹介している「シャドーイングのやり方」に沿ってシャドーイングを行う。
2.シャドーイングが90%完成してから、本書で紹介されている「サイトトランスレーション」や「区切り聞き」を取り入れる。
3.最終的に、語順通りに意味が理解できるようになって完成。

シャドーイング時に気をつけること

・最初はテキストを見ないでナチュラル音声の聞き取りに挑戦してみる。
(初級者の場合は、ゆっくり音声でもOK)
・数回聞いて、よく意味がわからないときには、「語注」を確認した上で、再度聞いてみる。

自分のレベルに応じて音声を使い分ける

本書の学習者は、ある程度シャドーイングに慣れた中級者以上が基本です。(「初級者は使えるのか」については後述)
ぜひ最終的には、ナチュラル音声に従ってシャドーイングできるレベルを目指してください。

ただ、練習のためにゆっくり音声を入れるのは全然ありです。

例えばこんな使い方ができるでしょう。

・最初の数回はナチュラル音声で聞いてみる。
・聞き取りが難しいところは、ゆっくり音声で聞いてみる。
・ゆっくり音声(ポーズ入り)の音声を使って、リピーティング練習をしてみる。
・シャドーイングはまずゆっくり音声で練習して、慣れてきてからナチュラル音声を移行する。

Eたろう

3種類の音声がある利点を最大限に活かしましょう!

『CNNニュース・リスニング』はこんな方にオススメ!

『CNNニュース・リスニング』は、シャドーイングにある程度慣れた中級者、もしくは上級者でシャドーイングをやったことのない方にオススメです。

「特徴」のところでも書いたとおり、ビジネスで使える表現が豊富に入っているので、ビジネスで英語を使う中上級者には特にオススメいたします。

初級者は使えるのか

このブログを書くときに、学習対象者として「初級者」を入れるべきかを迷いました。
ナチュラル音声の速度は初級者にとって難しいのですが、ゆっくり音声(特にポーズ入り)であれば決してついていけない速度ではないからです。

最終的に「(初)中級者〜」という表記にしました(笑)

「語彙の難しさ」が悩んだ理由です。

シャドーイングをする学習教材の選び方は「自分にとって簡単に感じるもの」です。
その音声のスクリプトを”読んだら“完璧に意味がわかるレベルのもの”が理想です。

その意味で、音声速度がゆっくりであったとしても、あえて初級者が選ぶ教材ではないと判断し、(初)くらいかなと判断しました。

Eたろう

ただ、一般的な参考書では面白くない!実際に世の中で起きていることを題材に学びたいんだ!という方であれば、全然手にとっていただきたいです。英語学習で一番大切なのはモチベーションです!

TOEICで900の壁を越えたい方にも

『CNNニュース・リスニング』はTOEIC対策教材としても使えます。

語順通りに意味を取っていくスキルはTOEICに必須であり、本書が重視しているサイトトランスレーションはそのスキルを身につけるのにピッタリだからです。

ただ、スコアが800に満たない方は、まずTOEIC用の教材で学習を進めることをオススメします。
本書の音声は、TOEICで問われることはない語彙も数多く含まれており、800に満たない方が取り組むには非効率だからです。

「色々やってみたけれど、どうしても900の壁を越えることができない」という方が、負荷を上げたトレーニングとして取り組む分にはとてもオススメできます。

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実際に使った受講生さんの声

最新ニュースだから、飽きずに楽しく学習できます!

ゆっくり音声を使えば、私のような初心者でも取り組めました!

区切り音声とスクリプトは神です。シャドーイング以外にもいろんなトレーニングができました。

1つの音声が短いので、取り組みやすいです!

専用アプリがあったり、PDFが落とせたり、いろいろと親切です!

まとめ『CNNニュース・リスニング』

今回は、『CNNニュース・リスニング』について紹介しました。

  • 最新のニュースを題材に学ぶことができる。
  • 新たなボキャブラリーの宝庫
  • アメリカ、イギリス、オーストラリア、それぞれのアクセントで学べる。
  • 3種類(ナチュラル音声/ゆっくり音声(ポーズ入り&ポーズなし))が使える。
  • サイト・トランスレーション用にスラッシュが入ったスクリプトが用意されている。
  • 一つの音声が30秒程度と取り組みやすい。
  • ゆっくり音声を使えば、初級者でも取り組むことは可能。
  • TOEIC対策にもオススメ。

万能教材ですね!

毎年2冊購入して、取り組むことを習慣にすると良いですね。
選定されているニュースも興味深く、先に進むのが楽しみになる教材でもあります!

一般的な学習教材に飽きてきたけど、いきなり高度な生英語に挑戦するのは不安・・・そんな方にとてもオススメです。

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