こんにちは、Eたろうです。
この記事で紹介する教材は『改訂第二版 起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳』です。
起きてから寝るまで、さまざまなシーンで使える英語をイラストを使ってイメージしながら学習できるのが「起きてから寝るまでシリーズ」です。
その中でも本書は、基本の型をインプットした後、アウトプット練習を通じて実践力を身につけることができます。
学んだ内容を、普段の生活で口ずさみながら、口に慣らしていきましょう。
このブログで紹介する教材は、私が自分の担当する受講生に実際に使っていただいているものばかりです。 実際に使ってわかった「教材の特徴」や「こんな人に向いている」というリアルな情報をお伝えします。
この記事を読むことで、教材の概要や使い方を理解し、正しく最短な方法で学習を進めていくことができるようになるでしょう。
『改訂第二版 起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳』基本情報
タイトル | 改訂第二版 起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳 |
出版社 | 株式会社アルク |
著者 | 吉田 研作 |
発行日 | 2019年10月25日 |
総ページ数 | 315 |
学習科目 | スピーキング |
難易度 | 中級者 |
音声取得方法 | アプリ「booco」 ※boocoはアルクが出して専門の音声再生アプリ |
『改訂第二版 起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳』の構成
全部で6章あり、各章について「INPUT STAGE」と「OUTPUT STAGE」、「REVIEW」で構成されています。
1章 朝
2章 通勤
3章 会社
4章 家事
5章 アフターファイブ
6章 夜
REVIEWでは、会話文形式でその章で学んだフレーズを復習することができます。
『改訂第二版 起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳』の特徴
日常的に使えるフレーズについてイラストでイメージしながら、段階的に学習を進めていけるところが本書最大の特徴です。
音声も学習者の立場に立った親切な作りになっているので、毎日の学習の強い味方になってくれるはずです。
日常で使う表現をシーンごとに学ぶことができる
なんと言っても、日常的な各シーンで使えるフレーズが網羅されているところが本書の魅力です。
朝起きて、仕事に行って、休日は買い物に行って・・・
日常で必ず出くわす場面にあわせてフレーズを覚えることができるので、フレーズ暗記が座学にならず、実践的な知識として頭に入ってきます。
英語脳に近づけるためには、日常的に自分の動作や考えを英語にしていくクセをつけることが非常に大切なのですが、本書はピッタリです。
イラストが豊富で、直感的にシーンを想像できるのも良いところです!
段階的に覚えられる構成になっている
INPUT STAGEから始まって、OUTPUT STAGEへ。
そして各ステージの中でも段階分けされていて、一段ずつ難易度が上がっていきます。
次第に難易度が上がっていくのですが、土台はINPUT STAGEで学んだフレーズになっているので、過去の知識に少しずつ上塗りしていくイメージで応用力を養うことができます。
STAGEが進むごとに、新しいフレーズがどんどん登場するような教材は気が滅入りやすいのですが、本書であれば着実な進歩を感じながら進めていくことができるでしょう。
音声で練習しやすい
音声については、スマホアプリのboocoで聞けます。英語学習者にとって、非常に親切な音声構成になっているのでうまく使っていきましょう。
- INPUT STAGE音声
-
英語→日本語と流れます。
例)I wake up. → 目を覚ます
- INPUT STAGE音声
-
各STAGEごとに、こちらのアウトプットを促すように音声が流れます。
例)
STAGE1の場合:彼女は目覚める→(回答用のポーズ)→ She wakes up.
STAGE3の場合:Wake up!→(回答用のポーズ)→ I wish I could sleep a little more.
『改訂第二版 起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳』の効果的な使い方
自分にとって優先度の高い章から進める
「まずは仕事で使えそうなフレーズを優先して理解したい」というような方もいらっしゃるでしょう。その場合は「3章 会社」から進めていくのがオススメです。
このように、自分の目標や生活スタイルに応じて、優先度の高い章から取り組むのがオススメです。章ごとに難易度の違いがあるわけではないので、好きな章から取り組んでみましょう。
必要のない章は省いてしまうのも全然ありです!
音声を使いながら段階的に学習を進める
本書に取り組む場合は、音声の利用必須と考えましょう。
一つの狙いは、正しい発音で理解するということ。英語学習においては基本ですね。
もう一つの狙いは、学習を能動的な行為に変えることです。
本書の音声は、学習者に発言を促す構成になっているので、音声に従って進めるだけで、学習が能動的になり、緊張感も生まれます。
英語におけるスピーキングを上達させるには、自分からコミュニケーションを取るという気持ちが大切です。
ただテキスト上のフレーズを暗記するだけでは、学習に気持ちが伴わず、自主性が生まれにくいです。
本を参照しながら、自分のペースで進めていく時間も確かに必要ですが、音声を利用することでさらなる学習効果の加速を狙っていきましょう。
本でベースを理解したあとは、移動時間などを使って音声学習するのがオススメです!
実際の生活で英語をつぶやいてみる
普通に日常を生きている人であれば、必ず本書で紹介されているフレーズをつぶやける場面に遭遇します。
「フレーズを覚えるときには、実際の状況をイメージしながら覚えましょう!」とよく受講生さまにお伝えしますが、実際のシーンが目の前にあるのであれば、それ以上の状況はありません。
『改訂第二版 起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳』はこんな方にオススメ!
初級~中級レベルの方に幅広くオススメできます。
日常生活から楽しく英語を学びたい初級者の方
英語ができるようになるためには、コツコツ継続することが絶対に必要です。
とはいえ、学習者によっていろんなタイプの方がいて、誰もがコツコツ机に向かって学習を続けられるわけではありません。
とくに初心者の方は、コツコツ続けることが苦手でつい三日坊主になってしまう方が多くいらっしゃいます。
本書の内容は日常で使えるものばかりであり、学んだ内容について、日々生活する中で実践的に復習することができます。
「あ!これ口慣らし練習帳で学んだフレーズを使える場面だ!」というケースが日常の中にたくさんあると、学習を楽しく続けることができ、そもそも「勉強している」という感覚を抱きにくいはずです。
丁寧な解説に加えてイラストも多く、直感的に学べる構成を考慮しても、初心者や久しぶりの英語学習を再開した方にきっかけを与えてくれる内容と言えそうです。
自然な言い回しを身に着けたい中級者の方
初級者用の教材かというと、そういうわけでもありません。
瞬間英作文が問題なくできるようになったような、中級者レベルの方にもぜひ使っていただきたいです。
瞬間英作文ができるようになったあとには、たくさんのパターンプラクティスを積んで、応用を利かせる練習をするのがオススメです。
パターンプラクティス
基本文型の単語や時制を変更したり、平叙文→否定文や疑問文に変更するなど。
『英語のハノン』などはパターンプラクティス系教材の定番です。
本書であれば、日常で実際に使えるフレーズを使いながら、楽しくパターンプラクティスができます。
『英語のハノン』などはパターンプラクティス系教材の定番ですが、内容が多少固いので、もっとカジュアルに楽しくやりたい方にとっては本書が向きそうですね。
いろんなパターンで練習をして、日常で使える自然な表現を身に着けていきましょう。
実際に使った受講生さんの声
日常で使いやすいフレーズばかりなので、毎日楽しく続けられています!
音声に従って練習していると時間を忘れているときがあります。
段階的にレベルが上っていくので、着実に身に付いていくかんじが好きです。
イラストつきで、堅苦しくないのが私のスタイルに合っています。
まとめ『改訂第二版 起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳』
今回は、『改訂第二版 起きてから寝るまで英会話 口慣らし練習帳』について紹介しました。
- 各章朝~夜までのシーンごとに構成されていて、イラストも豊富。
- INPUT STAGEで学んだ内容を、OUTPUT STAGEで段階的に練習できる。
- 新設な設計で、音声学習がしやすい。
- 日常生活の中で、実際にフレーズを使いながら学習を進めていける。
- いつも三日坊主の初級者から、自然な表現を使いたい中級者以降まで幅広く使える。
まずは、自分がよく使うであろう章を選んでフレーズを覚えていきましょう。
実際に英語がパッと口から出ると、楽しくなってモチベーションも上がるはずです。
自然な表現を場面ごとに使うことのできるレベルに到達するために、楽しみながら学習を続けていきましょう!