こんにちは、Eたろうです。
この記事で紹介する教材は『ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101』です。
人気YouTubeチャンネル「Hapa英会話」で配信をしているジュン・セニサックさんの著書です。
本書では、日本人学習者が苦手とする「Phrasal verbs」(句動詞)に焦点を当てて、学ぶことができます。
go out, go with, go over……
句動詞ってたくさん種類があるから、区別して使いこなせないよね。。
英語ネイティブのジュンさんが「ネイティブが毎日使う」という基準で選んだ句動詞なので、ハズレなし!
みんなが知っている動詞から派生させることで、あなたの表現力を効率よく高めていきましょう。
このブログで紹介する教材は、私が自分の担当する受講生に実際に使っていただいているものばかりです。 実際に使ってわかった「教材の特徴」や「こんな人に向いている」というリアルな情報をお伝えします。
この記事を読むことで、教材の概要や使い方を理解し、正しく最短な方法で学習を進めていくことができるようになるでしょう。
『ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101』基本情報
タイトル | ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101 |
出版社 | 株式会社アルク |
著者 | ジュン・セニサック |
発行日 | 2022年7月7日 |
総ページ数 | 247ページ |
学習科目 | スピーキング |
難易度 | 初級者〜中級者 |
音声取得方法 | 音声ダウンロード/アプリ「booco」 ※boocoはアルクが出している音声再生アプリ |
『ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101』の構成
ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101|ジュン・セニサック
Introductionで、動詞、前置詞、副詞のコアイメージについてアイコン付きで紹介されています。
コアイメージを理解することで、Chapter1以降をスムーズに進めていくことができます。
各「Phrasal verbs」について、それぞれの意味に合わせた例文が3つ載っています。
コアイメージのアイコンは各「Phrasal verbs」のページにも載っています。各ページに可愛いイラストも載っていて、フレーズの理解を助けてくれます。
「Phrasal verbs」(句動詞)とは
「Phrasal verbs」(句動詞)とは、「動詞+前置詞or副詞」で構成される表現を指します。
以下のYouTube動画で、著者のジュンさんが「Phrasal verbs」について説明しています。
「Phrasal verbs」の特徴は、使用用途が幅広いことにあります。
ビジネス英語でも日常英会話でも、大人でも子供でも、性別や国籍に関係やく使える汎用性が魅力的です。
この表現ビジネスで使うとおかしいかな・・・
スラングを学んだけど、普通に使うと失礼な表現なのかな・・・
こういうことを気にせず、どんな場面でも使えるところが「Phrasal verbs」の魅力です!
『ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101』の特徴
ネイティブが選んだリアルな表現
本書の特徴は、なんと言っても英語ネイティブであるジュンさんの著書であるという点です。
選定されている「Phrasal verbs」は、ネイティブが日常的に使うものばかりですので、信頼感があります。
Chapterが進むごとに、「基本」「応用」「上級」とレベルが移っていくので、前から読み進めることで頻出度の高い句動詞から順番に覚えていくことができるのもわかりやすいですね。
アイコンやイラストで意味をイメージしやすい
コアイメージで理解できるように工夫されている Introductionでは、本書に登場するすべての動詞、前置詞、副詞のコアイメージがアイコン付きで紹介されています。
また、各「Phrasal verbs」の紹介ページにもアイコンやイラストが載っています。
動詞や前置詞などのコアイメージをイラスト付きで紹介する教材は、他にもありますが、「フレーズ集」系の教材で、ここまで丁寧に載っているものは滅多にありません。
見開き1ページの構成で、各例文はシンプルなものばかりなので、イメージを膨らませながら、楽しく継続できます。
『ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101』の効果的な使い方
コアイメージをきちんと覚える
1つの動詞には、さまざまなPhrasal verbsが存在し、各Phrasal verbsの意味も複数あります。
例)goという動詞には、go out, go with, go over ……などのPhrasal verbsがある。
さらに”go with”には、「①〜を選ぶ、②〜と相性が良い、③〜と同意である」という複数の意味が存在する。
当たり前ですが、ネイティブは、感覚で句動詞を選択し、自由に使いこなすことができます。
それは、各動詞、前置詞、副詞のコアイメージをきちんと理解しているからです。
仮に聞いたことがない句動詞に出会った場合でも、意味を推測できることができるでしょう。
私たちが初めての漢字に出会ったときでも、意味を推測できるのに似ています。
本書を進めていくときも、まずはIntroductionで、正しく動詞、前置詞、副詞のコアイメージを理解した上で進めていくことをオススメします。
音声を使いながら学習する
本書の音声は、アルクの無料アプリ「booco」で聞くことができます。
boocoは速度調整もできるので、とても使いやすいです。
音声のナレーターもジュンさんがやっています!
音声には「日本語→英語」も含まれているので、移動時間などでも練習をしやすいです。
声が出せる環境であれば、どんどん声に出して練習をしてみましょう。
ちなみにYouTubeには、字幕付きの動画もあります。
なんと親切なんでしょう・・・!
【完全保存版】英会話の発言力アップ!(瞬間英訳トレーニング)
『ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101』はこんな方にオススメ!
本書は、基本的な文法や単語を理解した方であれば、幅広くオススメできます。
一つ一つの例文を見ると、簡単そうに感じる方もいるかもしれませんが、「実際に会話で使えるか」という視点で考えてみると、使いこなせていない方がほとんどではないでしょうか?
会話がうまい人は、難しい語彙ではなく、簡単な単語を幅広く使いこなします。
難しい単語帳やフレーズ集に手を出す前に、本書に目を通してみてはいかがでしょうか。
中学文法、基本単語を理解した方
本書は、中学文法、基本単語を理解した方が、表現の幅を広げるための教材として最適です。
意味をきちんと理解しながら、学ぶ必要があるので、中学文法・基本単語の理解がまだの方は、まずそこから固めていきましょう。
ビジネス英語、日常英会話、どちらでもOK!
Phrasal verbsの魅力は、どんな場面でも使える汎用性です。 ビジネス英語を学んでいる方、日常英会話力を伸ばしたい方、誰にでもオススメできます。
瞬間英作文トレーニングなどをとおして、ある程度会話で文法を使いこなせるようになったあとに、表現の幅を広げるための教材として最適でしょう。
実際に使った受講生さんの声
自分が知っている動詞から派生して表現を増やせるので、新たな単語を覚えるよりも負担が少なく感じる。
ネイティブの著作なので、自信を持って会話で使える。
イラストが可愛いので飽きない。
音声で学べるので、移動時間の学習に重宝しています。
まとめ『ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101』
今回は、『ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101』について紹介しました。
- 「ネイティブが毎日使う」リアルな表現を学ぶことができる。
- 「Phrasal verbs」の特徴は、使用用途が幅広く、ビジネスでも日常会話でも使える。
- アイコンやイラストが豊富で、動詞や前置詞・副詞についてイメージしやすい。
- 日本語→英語の音声もあるので、音声学習にも向いている。
構成がシンプルで、ページあたりのフレーズ数も多くないので、サクサク進めることができる教材です。
ただ、ここで覚えた「Phrasal verbs」は、一生モノの知識となるでしょう。
瞬間英作文など、基礎的な練習に慣れてきて、一歩先のステップに進んでいきたい方、ぜひ手に取ってみましょう!